善利組辻番所とは

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彦根城下の足軽屋敷は、城下町のもっとも外側に、城下を取り囲む
ように屋敷を連ね、彦根城と城下町を守る役割を担っていました。
中でも善利(せり)組は外堀と善利川(芹川)の間の東西約750m、
南北約300mを占め、幕末期には戸数およそ700を数えました。
外堀と善利川の間に大辻通りと中辻通りを設け、両者が交差する
辻の要所に辻番所を設置して、辻の監視を行っていました。

それが、この善利組辻番所です。

辻番所は辻に若干張り出しており、辻を睨むように監視窓が
備えられていました。この辻番所に詰めるのは、組を単位に
交代制で維持されていたと考えられています。


絵図などで確認される辻番所の数は、足軽屋敷全体で36戸、
善利組では20戸であり、総数は足軽組の総数とほぼ同数です。
ただ、現存するのは善利組足軽組屋敷である旧磯島家住宅に
隣接する辻番所が唯一であり、全国的に見ても極めて稀で
貴重な建造物と言えるでしょう 。


辻番所と隣接する旧磯島家住宅は、市民によるトラスト運動が
きっかけとなり、2008年彦根市により買い取られ市指定文化財と
なりました。2010年〜2013年に解体修理工事が行われ、2014年より
公開・活用が始まり、辻番所の会が運営・管理を行っています。

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